私が過ごした小さいころの雪との思い出!

 金沢市の山の中⛰二俣町で私は育った。 
 小さい頃は、冬になると大道(おおみち、家の前の町の幹線道路)まで、玄関から山のように雪が積もり、雪除けもままならない。
 そこで朝起きて1番にすることは、道を踏み固めて30-40センチの幅の歩ける場所を作ること。
 これも子供の靴が小さいから👢かなり時間がかかる。でもその作業をしないと、学校に出かける家を出た途端に、ごぼってしまい長靴に入った雪を、片脚立ちをして、靴を逆さにして出さなければならない。
 面倒くさがり雪が入ったまま、学校に向かうと最悪。
 靴の中で雪が溶け冷たさが足全体にひろがり🧊下駄箱に整える時、膝に靴を打ち付けると、床に一直線に水滴の跡ができる。
 学校では、校舎が二階建て木造、一階の窓も半分以上雪が積もる。
 悪ガキたちは、二階の教室の窓を開け、そこからダイブ❗️
 大の字になって飛び降りるとそのまま新雪の柔らかい中に沈む。
 授業が終わり、家に帰ると楽しいイタズラが待っている。
 家から大道まで朝踏み固めた道の途中に40-50センチの円形の穴を50センチの深さに掘る。
 そのあと、表面の円形のところだけ10センチの厚さの雪の蓋で覆う。
 これが「落とし穴」冬の1番の遊び。しかし、これに引っかかる大人はあまりいない。 
 なぜかと言えば、いつもそんなところにいない私がウロウロしているから、必ず「どうしたん?」と聞かれる。
 「何でもないわ」とニタニタして答える。微妙に落とし穴を避けて通られ、失敗することが多い。
 時には、作ったことを忘れてしまい自分が引っかかることもある。
 今では、地球温暖化のためイタズラできるだけの雪も☃️積もらないし綺麗に総出で雪すかしするから、落とし穴は作れない。
 これからは、極端な集中豪雨があったりするので、雪の降り方も、年により地域により偏った降り方をするのでないかと私は心配している。
 レジャーの変化も激しい。
 スキー人気に翳りが見られ、スキー場の閉鎖も相次いでいる。
 中谷宇吉郎雪の科学館が、加賀市にあるように、石川県は、雪との縁が深いのだがら、もう一度、利雪の観点から☃️❄️考えたいものだ。