ネコ2匹との満ち足りた日常

 

 

毎朝、2匹の猫が、どこにいるかで、カミさんと話す。

 通常、大きい方ミッケは、カミさんの布団の中で、前脚を目一杯伸ばして眠る。

 初めから出なく、カミさんが布団に入った後、「ミッケ」と、呼んだら来る。

 下の小さいマオは、どこに行って眠るか不明。いつも、一人我が道を往くで、天上天下唯我独尊風。
 ただし、朝私が起きると、必ず、締めた戸を、開けて、鰹節をねだってスリスリしてくる。
 普通のキャットフードをあげても、食べるが今ひとつ不満気!
 その間、ミッケが、マオが、食事にありついた気配を察して、二階から降りてくるのだが、戸が開けられず、戸の向こうでなく。

 彼女は、肥満気味で、取手まで、飛び上がれない。已む無く開けてやる。

 そうすると、我が物顔で、自分の皿をきれいに食べた後、マオの皿まで食べにかかる。

 おっとり刀の、マオはミッケの食べるのを横で見ている。心の広さを感じる瞬間。
 こんなたわいもない風景だが、実は、彼女らは、命の恩ネコ😸である。

 平成4年に先代から会社を預かり、切り盛りしていた。

 そんな中、どうしても今にも、行き詰まりそうになる場面が何度かあった。

 

 やはり、首括るしかないかと、短絡的に考え、2階に上がる階段に紐でもかければ済む。

 そうイメージしていると、2匹のうちの一人が、例によってすり寄ってきてご飯をねだる。

 はっと、我に帰る。こんな救われる場面が何度かあった。

 だから、命の恩😸である。

 また、1番の親友S.Oからは、「一度オールクリアで、出発して考えてみたら」と、アドバイスを受け自分なりに納得して経営してみた。

 それからは、あまり背伸びしないで、できないことは、誰かにシグナルを出して助けてもらって何とか今まで生きながらえている。
 娑婆にご縁がある、また、毎日いかされていることに「あんやと」と言葉に出している。

 

 

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