でいじな子(大切な子)と言いながら孫の頭を撫でる❗️
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いつの頃からか覚えていないが、孫と会い、帰り際、必ず頭に手を置き、撫でながら、呪文のように「じいちゃんにとって〇〇は、でいじな子、孫やしな!」
というようになった。
小さい時に、私が親からネグレクトされていたわけではない。
それどころか、思い返すと、どうも母ちゃん坂井照子から掛けられた言葉を、再現しているようだ。
記憶に強烈に残っている場面。
家のすぐ前の、お寺金沢市二俣町本泉寺。
冬雪囲いした入口に太い竹製の横棒があり、ぶら下がるにはピッタリの場所があった。
いつもそこにぶら下がり2-3回前後に揺らしターザンの真似をしていた。
その後、お御堂に入っていく。
その日は運悪く手が滑り前のめりにお御堂に入口のコンクリートのたたきに頭から落ちた。
頭が割れたかと思うくらいの衝撃、激痛で走って家に戻る。
「母ちゃん母ちゃん、頭割れた❗️」
必死で訴える私に「どれどれ、淳、まだ脳みそ出てきとらんし、邪魔ない」と言い、米を一握り分口に含み、噛み砕き頭につけてくれる。
こっちは、目から火花が出るくらい痛く大声で泣いているのに冗談を言い母ちゃん。
そして呪文のように「ここから、大きな大きなにいちゃんになるがやぞ」と、言いながら頭を撫でてくれる。
この風景が心の底にいつもある。
多分それが、本当にあったかいありがたい、気持ちになれたから、孫に声かけているように思う。
なぜ子供にそのようにしてやれなかったか?
特別可愛くなかったからでもないが、やはり、心のゆとりがなく、あまりにも身近で、一歩離れて接しられなかったせいだと思う。
あの時頭にできたたんこぶは、いまだに左側に残っていて、よく母ちゃんから’でこべん'と、言われていた。
その母ちゃんも、やがて10年くらい施設に入っていて、ここ2-3年は、目を開けない。
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4人兄弟姉妹の3番目として、金沢市二俣町に生まれる。縁を頂き15代続く金沢の旧家に、婿養子として入る。(旧姓坂井)
リンゴが何よりの大好物で、リンゴ命のようなところがある。
学生の頃リンゴを食べすぎて、消毒の白い粉が芯の周りに残っているのに、早く食べたいという気持ちがはやり食べ過ぎて、農薬による病気になったことがある。
趣味は、薪ストーブに使うマキ割り!
人の寿命が120年説を唱え今が、青春真っ盛りの60歳台後半。折り返し地点を過ぎたところ。
皆様の喜んでいただけるようオーダー品の旗、幕、のぼり旗、暖簾、提灯、はっぴなどを製作させていただいています。
また、両面のぼり「表裏一体」を3年かけて作り皆様のご要望にお応えしています。
3.11大震災後は、津波フラッグなどの作成に携わっています。
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(写真は、家族全員で先祖のお墓にお参りした写真2023.1.1)
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