サングラスへの私の偏見と、かけたことの効用?

 

 

小さい頃、山の中で育ったわたしにとり、サングラスをかけている人を周りに見ることはなかった。
 唯一、見るのは反社会的グループの勢力抗争をテレビ映画で時たま放映する場面だけ。
 つまり、サングラスイコール🟰自分とは縁のないもの、恐ろしい存在であった。
 それが加山雄三などが、海に出かける時に、かけているのが分かると、まんざら、特定の人だけが使うものではないかなあとまで近づいた。
 しかし、これを使ってみようとはサラサラ思わなかった。つけるとみんな周りの人がビックリ恐れてしまうのでないかと心配が先に立つ。
 時間が経過し、息子達が、伊達メガネとして、サングラスを、買ったきて使うようなるが、まだ、私にはつける気持なれなかった。
 実は、私は視力がただ弱いだけでなく、眼が大変疲れやすく、特に、長距離運転(だいたい1時間以上)を、休みなしにすると目が痛くなり、高速道路では、涙で景色が霞む時もあり、その時は左側に幅寄せしてから、しばし体と眼を休め落ち着くのを待ってまた、車を走らせる。
 こんな状態だったので一度でも紫外線対策として、サングラスを買ってみようと思い立ち、50歳過ぎてからメガネ専門店に買いに出かける。
 普段なら安めのコーナーから、物色する私だが、命にも関わることだから、この時ばかりは奮発してそれなりのしっかりしたものを買い求めた。
 驚くことに、信号も黒く見えず、3色がはっきり区別できた。
 何よりいまだ、普通の人からは、サングラスをかけた人に一目置くのか、私が脇道から、幹線道路に出る際には、かけていないと、車の列が信号で止まるまで、列に入れてもらえないが、サングラスをかけただけで、すぐに車の列に割り込ませてもらえる。
 なんか悪い気がする。
 ただあまり昼夜区別なくつけている私を見て、かみさんから「そんなことしてサングラスに頼りすぎるのは、眼に良くない⁉️」と、ダメ出しをされる。