私のクリスマス、サンタクロース⁉️

 

 小さい時は、クリスマスと言えばお願いしたものが寝ている間に朝起き枕元にサンタさんが置いてくれる日と信じていた。

 なぜだかその数日前からとおちゃん、かあちゃんが私たち子供から欲しい物をそれとなく聞き出していた。

 薄々もしかしたら遠く外国からサンタさん自身がプレゼントを運んでくれるのでなく両親が代理で渡してくれているのでないかと漠然と思いようになった。また、前日慌てて慌てて靴下を探し、穴の空いたものしかなくプレゼントが落ちてしまうのでないかと心配した年もあった。

 両親からプレゼントが置かれていたことを確信したのはある年からサンタさんから、日本語の手紙が添えられるようになった。

 そこには日頃子供の頑張っている小さなこと、例えば妹の場合(縄跳び頑張っていますね!嬉しく思います。サンタより!)と必ず締めくくりはサンタよりと書いてあった。あまり、とおちゃんの書いた文字を見ることは無かったが、内容はとおちゃんしかわからないことがありこれは、両親からの贈り物をクリスマスの名を借りてくれているのだと確信。

 ただ、せっかく色々考えて年に一度贈り物をしてくれるので中学生まで有り難くサンタさんからもらったというままに過ごした。

 途中からケーキも加わり楽しい時間を家族で過ごした。

 クリスマスについては浄土真宗東本願寺派で、私が小さい頃から日曜日朝毎週通っていた本泉寺のごぎさん(御住職)は、「クリスマスは外国から入って来た習慣で、あまり気に留める必要はない。単なるプレゼントを子供がもらう日になっている」と批判的だった。