暗い夜は、眠っていないと何かお化けのようなものが出るかとビビっていた小さい頃の私

 

 小さい頃、小学生23年まで恥ずかしながらかあちゃんと一緒に寝ていた。

 一人でいるとだんだん暗くなり目を開けていると見えなくなり何かわからないがいるようで怖くて一人では眠れなかった。母ちゃんの横で眠っていると自然と安心して眠りについた。

 急に少し冷たい空気を感じ薄めを開けると、かあちゃんがトイレに起きるところで、私が目を覚さないようにと気をつけて静かに布団から抜けようとしている。

 誰にも気づかれないように抜け出し音も立てずトイレに向かい見えなくなる。

 それを見つけると私は「かあちゃん、かあちゃん」と叫びながらトイレの前まで来て、外でかあちゃんが出てくるまで待っていた。

 この話は当の私は全く覚えていないが、何か悪さをした私に向かいいつもかあちゃんが言って嗜めていた事。これを聞くと、気が小さくて、暗いところにはひとりでは絶対行けなかった小さい頃の自分が蘇ってくる。

 お化けか何かが、いつも暗い所にいると思い込んでいたからだろう。今でも暗い所に行く時はひとり鼻歌など歌いながら進まないと行けない。