金球について

金球・・・  竿頭、冠頭、国旗球、旗玉とも言います。(旗の棒の先につける球)
 いつから?
正式な日本の国旗を揚げる作法として明治期に作られた作法です。外国旗の場合はよく見てみてください、金球ではなく矢じりのような形のものがついています。
 神武天皇の東征の際、熊野で八咫烏が矢先に泊ま紙先導役をしたので八咫烏を模しているという説があります。遠くからでも金色の玉に変形して見えたとされています。サッカーのチームにも八咫烏が登場しますね。
いろいろ諸説があるようです。

 日本の国旗にはやはり金球があると立派に見えますね。金球にはサイズと仕様の違いがあります。買い替えの場合は、まず、お手持ちのものがどのサイズでどのタイプなのかを知る必要があります。
大きく分けて、差し込み式(ばねがついたもの)とねじ式のものがあります。割れないものを優先なら扁平球9cmのもの(樹脂製金メッキ、ねじ式)もあります。
 風の強い日とかは割れやすいのでお気を付けください。必要な日になかったら大変ですので。式典とか大事な日にはあらかじめ金球のチェックをしておくと安心ですね。割れやすいので、しまっておいても何かの拍子に割れることもあります。老婆心より。

 外国の場合は金球がなく、竿頭は剣の形をしていたりしますね。日本独自のものと思うと、いとおしい大切な文化だと思えます。
 
 材質は?
差し込み式、ねじ式ともプラスチック製です。差し込み式でも7~9cmはばね付き、12~15cmはばね無しになります。同じサイズでしたら、差し込み式のほうがお安いです。ねじ式のはアルミ伸縮ポール用(ネジ式)対応となります。相棒のポールがアルミ伸縮ポール(ネジ式)でしたら、間違いなく金球はねじ式というわけです。

金球のサイズと国旗のサイズとの関係は?
   

金球のサイズ       国旗のサイズ

 7cm         70×100cm 一般家庭用
 9cm          70×100cm、90×135cm 
10cm          90×135cm、100×150cm  商店・会社・官公庁用
12cm          120×180cm、140×210cm 掲揚台会場バッグ用その他大型
13cm          140×210cm、170×260cm  〃
15cm          170×260cm、200×300cm  〃
 不幸があったときは?
 金球に黒い布袋をかぶせます。そして、上部から黒いリボンをたらします。
これを広い意味での喪章ともいいます。12cm位までなら既製品で大丈夫ですがそれ以上でしたらオーダーになり、別途見積もりになります。布袋だけでもいいですが、黒いリボンだけということはないです。