早朝の貞お母さんとのたわいない会話。

 

 昨日は、いつになく朝3時前に一階で寝ている貞さんが起きた気配がなく4時までぐっすり眠れた。

 私たちが休んでいる2階から降りていくと、貞さんはぐっすり眠っていた。

 私がエスプレッソの用意をしている物音に瞼を開けて、「眠れた?」といつものように尋ねると「よー、眠れた❗️」と笑顔で答えが返ってきた。それから、やおらゆっくり起き上がり、テンプルの縁につかまりながら椅子に座る。

 一息ついてから、学んだ高校が同じなので、大先輩の貞さんの高校時代の話に花が咲く。「私らの時は、女の子もサッカーしたんや。あの当時は、附属も強かったがやけどね。最近は星稜にお株を奪われて寂しいことやね。」

   周りを見渡して、「ネコ🐱なーも来んじ。あっ、来たきた。ほんとに賢い。ご飯欲しい時に撫でると、ゆびを()噛みするがいぞ!」と嬉しそうに話す。

 私が使っているコップを見て「このコップは、そこらたじゅうに、ネコがおるがいね!」と指し示す。私が10年以上使っているコップだがじっくり見たことがなく、よく見るとネコが🐱側面いっぱいに書かれている。持ち手の部分に何か書いてあるのは知っていたが、それがネコだとは!貞さんに言われて初めて気づく。

 猫との生活に初めは無関心だった貞おかあさんだが、今では、この2匹の動きをじっくり眺めている。そのお陰で、私のコップにも興味を持ち楽しい絵が描かれているのを見つけた。

 自分でも少しずつ体が動かしにくくなっているのに、私やかみさんが寒くないかなど気遣ってくれる。本当にありがたい存在で、まだまだ、元気でいてもらいたい。