耳の遠いとおちゃん、あんちゃんそして私⁉️

 昭和2年生まれ95歳になる とおちゃん  坂井昭保(あきやす、と読む。)と、あんちゃん

 名前についていつもとおちゃんが「世の中にこんな立派な名前はないぞ。なんにせ、昭和を保つのやさかいな」と、言って自慢していた。80歳に差し掛かる頃から少しずつ聴きづらくなり🦻補聴器をつけるようになる。

 しかし、携帯に電話した時イライラすることが多い。何回も「ん?なんやてー」を繰り返し、ついには「もうちょっとゆっくり、大きな声で喋ってくれんか?」と言われる。私は目一杯ゆっくり、また、大声で話すが通じない。部分的に聞こえても大事な言葉が聞き取れなく意味がトンチンカンになって、とおちゃん の方も困ってしまう。結局大事な用件が伝わらない場合、一緒に住んで世話をしてくれている、おねえさん(兄嫁)にメールして正確に伝えてもらう。

 あんちゃんも、耳の遠い度合いは、似たりよったりだ。

 しかし、子供からプレゼントしてもらった補聴器は、使わないことが多く周りの人の言うことがわからないことが多い。

 親戚が集まりペチャクチャ話に花が咲いていて、あんちゃんは、ニコニコして聞いているように見えるが、皆のおしゃべりがおさまると、「今なんの話をしとるんけ?」と聞いてくることもある。

 このようにとおちゃん  、あんちゃんの、耳の聞こえづらいのに、イライラすることがある私だが、最近左耳を声の方に知らずのうちに向けるようになっている。

 元来、話す時大きな声を出している私だが、やはり、あの大きな声をずっと耐えている私の耳も、将来はとおちゃん、あんちゃんのように遠くなるのでないかと心配している。

 親戚を見回すと、小立野のおばちゃん(とおちゃんの姉)は耳の病気で早くから聞こえづらくなっていた。たまに、その2人が話していると面白い。それぞれが都合のいいように納得して会話が終了。

 しかし時には大切な忠告をとおちゃん からおばちゃんに話して、それが全く伝わらないと「このよてつんぼが!」と匙を投げてしまう。

 聞きたくない話もたくさん周りから聞こえるのでだんだん耳が遠くなるのもそれもまた良し⁉️