父 坂井昭保からの教え!

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ずっとたまには父と、一緒にランチでもと思っていた。

 そこで、小学校勤務が長かった中、1番思い出のある、馬場小学校近くのシャマロンに決めた。
 この店のオーナー金谷さんには日頃からお世話になり、何より食材の殆どが、ご自分で育てたものを使っている。
 また、金谷さんのお兄さんを、父が受け持っていたこと、何かにつけて、お母さんが切り盛りしていた時期に、教員仲間で集まった思い出の場所。
 早速予約を入れ、二俣町の実家に迎えにいく。

 車中、何度も呪文のように「淳いや、一番大事なのは 心 やしな!どんだけお金があっても、財産があっても、心がないとなーんにもならんしな」と、繰り返し言う。

 

 その形にしたものが、実家横に移築した茅葺の先祖の住んでいた家「無名有心庵」

 

 

はじめ父は、無名庵とすることに決めていたが、自分の歩いてきた人生で、1番大切にしてきたことは何か?と考えたら、心だと強く感じて、有心を、入れた。
 父の歩んできた道を、考えるといつも頭が下がる。
 小さい時に、実母を亡くし、小学校では勉強が好きで、成績もそれなりに良かったが、家が貧乏で制服は一年中着た切り雀。
 まして、鼻水を袖で拭い鼻の下が青い筋がつき同級生から「えーい、青鼻(あおばな)!」と、からかわれた。
 皆からいじめられたが、そこに町の駐在所に異動で来られた巡査の子供、太田しょういち君と仲良くなる。
 仲間はずれ同士だが、お互い勉強ができその点で団結したようだ。
 のちに、この太田さんに、兄 坂井誠、私が、いずれも学生時代を東京で過ごすことになった時、下宿させていただくことになるとは、縁とは、不思議。
 
 話を、戻してシャマロンで、かなやさんのむすめさんが、作った美味しいプリンをいただき、すぐ向かいの、思い出の詰まった、馬場小学校を、懐かしくながめる父を見て、こころが、暖かく満たされてくる。 

 その創立100周年記念事業での、川端康成氏揮毫の文学の碑についての謂れは、長い物語になるので次に回します。

 

(学校からの題目の名前は、文学の碑 で

川端康成先生にお願いしていたが、先生から故郷(ふるさと)に、変更して良いかと、尋ねられかわった)

 シャマロン金谷さんの、足元のおぼつかない父を、気遣いいただきありがとうございました😊。

 また、偶然食事を一緒にした、日本生命の、中嶋さん、ゆっくり父の手を取り車に乗せて頂き感謝します。

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