雪すかし(雪除け)した後に降る雨のありがたくもあり恨めしくもあり⁉️

 数日前には近所の駐車場の溝にハマった車を数人がかりで脱出させられたり、家から車を大通に出すまで何回かスコップで動けるように雪すかしをした。

 雪国ではごく普通の景色だが、やはり私もその一員だが、高齢化社会、それも一人暮らしの老人が増える中で、あの重労働をするのはやはり荷が重い。

 雪は降り積もり止まなかった場合には、捨てる場所の確保もままならない。

 会社の前は観光客がひっきりなしに通っていくので、雪を珍しがって眺めて通り過ぎる。

 短時間でも雪すかしを、観光客に体験するツアーがあっても良いのでないかと思う。

 見た目以上に雪国で生活するのは難儀なことだと分かってもらえて尚且つ住人の仕事を分担してもらえるので助かる。

 こんなことを考えて、翌日も朝起きて一番の仕事が雪すかしかと思うと気が重くなる。

 予想に反して雨になると、昨日まで雪が山のようになっていたところが、嘘のように少なくなり小道の雪で凸凹していたのも表面が顔を出して運転しやすくなっている。

 いったい数日前から汗水垂らしてした作業はなんだったのか?

 ただ、この雨が雪に染み込むと少量に見える雪でもかなりの重量となり見た目より本腰を入れないと動かせなくなる。

 雨の後気温が急に下がると坂道は薄い氷の膜に覆われハンドルが効かなくなる。

 いずれにしても、徐々に雪が積もり、春に向かいゆっくりと溶け出し少なくなるのが理想だが、そう人間に都合よく自然の季節が巡ることもない。

 雪も雨も天に任せるしかない!