私は空腹を感じた事、プチ断食はしたことがあるが、飢餓に直面したことはない。贅沢な環境?

4人兄弟の私は、いつかバナナ🍌をお腹いっぱい食べてみたい。

 色付け(金沢でよく聞く「色付け」って何?)を月に一度ではなく、3日間隔くらいに食卓に出てこないかな?

 肉も忘れた頃に食べられるのでなくもっと頻繁にないかな?

 などとちらっと思うことがあった。

 しかし、もともと贅沢から程遠い食生活。家族は、両親、兄弟姉妹4人、ばあちゃんの7人で食べる食事なので一人一人御膳があるわけでもない。

 ただ大皿に料理がそれぞれ盛り付けてあるだけ。

 好きなものが出てきた時には、食べる時の順番を小さいながら考える。

 最初に手を出すと「とおちゃんが先や!」とかあちゃんから、言われるやろうし、遠慮して居て箸を出すのが遅れると大好きな料理が無くなってしまう。

 この加減が難しい。

 空腹を感じることは、山に杉の木の下刈り。(梅雨明けに植林してある杉の木の周りに草が生えているのを草刈機て刈っていく。)

   杉の木おこし。(冬場に雪の重さで杉の木のが、曲がってしまっているのを、縄で真っ直ぐに引っ張る作業)などで味わうことになる。

   この山仕事は、家から歩いて1時間以上山道を歩くところですることになる。

 おにぎり、お茶(水筒に入れていたもの)を持って行く。

 普段していない仕事なので、知らないうちに疲れてくるが、どれだけしても次々に目の前に草、倒れかかっている木が現れる。

 そんな作業をしていると気がつくとお腹が空いていることに気づく。でも自分から昼ごはんにしようとは言い出しにくい。

 神様からの声かと思うとおちゃんの、「昼にしまいか!」

 この時の空腹感は、ごはんにありつく時本当に美味しく感じられる。 

 大きくなるにつれ食べ物を本当にありがたいと思っていただく機会が少なくなってきた。

 ある時、石原慎太郎の本を読んでいたらその中で、石原家では、月に一度家族全員が断食する日を決めて実行しているとのことが書いてあった。勘が鋭くなり色々良いアイデアも出てくるとのこと。

 そこで、プチ断食(1日一食それも少量)をして食事が美味しくなり、頭も冴えてくるかと思い試してみました。

 驚くなかれ、ボーっと過ごしていた私が、その日、運転している途中にいつもなら思いつかないようなアイデアが浮かび、その後の会社の方向を左右するくらいのことを思いつき実行に移した。

 お腹を空かすという事は、極端な飢餓まで行かない程度だったら実に大切なことだと思う。