子供の遊びいろいろ。だるまさんがころんだの遊びは昔はなかったか?

 

 今朝、テレビでだるまさんがころんだの全国大会が奈良で開催されたことを報道していた。

 そこで、貞お母さんにこの遊びどうだったかと尋ねると「知らんわ」と返事がある。びっくり、あんな遊びはずっと太古の昔から変わらず続いて来たものと思い込んでいた。

 もっとも、旧家に大事に育ったお母さんの環境を考えると、だるまさんがころんだのような外で遊ぶことが禁止されていたのかもしれない。

 何か私と共通の遊びがないかと聞くと「ケンパ」があったので、ほっとすると同時に、やはり昔ではだるまさんがころんだは、無かったのだと推測する。

 このような遊びのほか、カルタ(ペッタ)、地面取り、鬼ごっこ、あやとり、などたくさんの時間を過ごした。 

 特に、カルタについては、家に山ほどのカルタがあったのを小さい頃自慢であった。それもそのはず、私が獲得したものではなく、あんちゃんが、二俣の町中の子供とお寺(本泉寺)のお御堂の上がり階段で対戦して勝って手に入れたもので、その当時は一目置かれた存在だった。私はからっきし下手で、あんちゃんの戦利品から何枚か貰って同級生などと小学生の頃カルタをした。しかし、持ち出したカルタは、巻き上げられるばかり。

 そうこうしているうちに、学校からカルタで遊ぶことが禁止された。賭け事に似た所があるとのことらしい。

 遊びの数が減っても、できる遊びを長くする事で外での遊ぶ時間は減ることがなかった。特にお寺で遊ぶのは場所、建物、木々などなど遊び方に困らなかった。

 でも、今では入れないお御堂の床下は、暗くジメジメしていて隠れるのには絶好の場所だが、長く身を潜めると、どこかからかお化けが現れるのでないかとビクビクしていた。