なぜか私は方言がなおらない⁉️
高校時代同級生と話をしていて、故郷二俣町とは違う言葉に戸惑った。また、こちらからしゃべる言葉が通じないことに苦労した。
その最たるものが「図書館で本をカッテキタ」だ。標準語では「カリテキタ」と話すことなど全く知らず喋っていた。
中学までは、そんな言葉の中に生活して何の違和感もなく周りもそんな言葉でやりとりしているので理解してもらえないことなど露とも思わなかった。
本当なら、自分から少しずつ直せばよかったのだが、いちいち頭の中で、言葉を転換させて話す余裕もなかったのだろう。
高校では、石川、富山、福井県からと、広域からの同級生がいて、多少それぞれの生まれ故郷の訛りで話していてそれほど私の言葉が目立つ事はなかった。
高校を卒業し、東京で生活をしはじめても二俣弁は、なおらない。
とくに大学浪人時代は、東北、九州と訛りのきつい仲間がいてそんな中で喋っていても、金沢弁が標準語に近く思われた。
そうして5年間東京で生活するうちに、大変世話になっていた、東京のおばさん(坂井キク)は、私の方言を、面白がって真似するようになった。例えば「こっちに来て、座るまっし」など。これに気を良くした私は、故郷のちょっと変わった言葉が話せるおばさんの家にちょくちょく行くことになる。
社会人になってからは、そんな甘えは許されず絶えず耳から入る言葉を故郷二俣弁に変換して、今でも理解している。
方言にこだわっているように見えるが、自分の気持ちをうまく表すのは故郷の言葉だから変わらないのだと思う。
今では、方言と意識する事は極力やめ、自分の気持ちが素直に表せる表現でしゃべるようにしている。
相手に通じなかった時に言い直して話すようにしている。
周りの人には、負担がかかって申し訳なく思っている。
4人兄弟姉妹の3番目として、金沢市二俣町に生まれる。縁を頂き15代続く金沢の旧家に、婿養子として入る。(旧姓坂井)
リンゴが何よりの大好物で、リンゴ命のようなところがある。
学生の頃リンゴを食べすぎて、消毒の白い粉が芯の周りに残っているのに、早く食べたいという気持ちがはやり食べ過ぎて、農薬による病気になったことがある。
趣味は、薪ストーブに使うマキ割り!
人の寿命が120年説を唱え今が、青春真っ盛りの60歳台後半。折り返し地点を過ぎたところ。
皆様の喜んでいただけるようオーダー品の旗、幕、のぼり旗、暖簾、提灯、はっぴなどを製作させていただいています。
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(写真は、家族全員で先祖のお墓にお参りした写真2023.1.1)
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