母ちゃん 坂井照子

(82.410.66039)

右 かあちゃん、左 とおちゃん。育てているササユリを前に満面の笑み

本当は、3人目友達、大村の事を、書く予定。 

 

 なのに、探しても見つからず。

 

急遽、一番身近な、生みの母、かあちゃんのお話に変わる。

 かあちゃんは、一言でいうと、面白くてキモの座った性格。

 ただ私との親子関係は、大きくなっていつも揶揄われる言葉
 「あつー(あつし、を、こう呼ばれる)は、今ではこんなデカい顔しとるけど、ちんちゃいころ、ホントに怖がりやった。
 母ちゃんがよる便所に起きると、かあちゃんかあちゃんと、叫びながら起きてついてくる。そして、わたいが終わるまで外で待っとる。
 ほんとに甘えん坊や。

 また、(ここからは、恥ずかしくて飛ばし読み下さい)いつもあつーは、かあちゃんの、オッパイを、触ってくるがいちゃ❗️そうしんと、寝んがいちゃ!」

断って置きますが、今の私では、ありませんので。ただ、その名残は残っているかも。

 また、体のどこか怪我して、血など出して泣いて帰ると、(血🩸が多く出てきた場合)どうしてか、家の蜘蛛の巣を、集めて止血のためか、貼り付けていた。

 そんな時おまじないで必ず唱える文句が、「ここから、大きなおおきなにいちゃんになりますように❗️」と。

 このおまじないを何度も唱えるうちに不思議と痛みも取れ、泣き止む。
 小さい時から、私は、単純だった証拠。

 かなり昔から、家では、ムシロを、機械で織っていた。

 それは、日本から🇯🇵輸出するいろんな機械を、包んでキズがつかないようにするため。

 その材料が、稲藁。

 

 その材料、稲藁を調達するのがかあちゃんの、大きな仕事。

 もちろん近隣の、農家が稲刈りしている現場を見つけては、飛び込みで分けてもらえないかの交渉。

 稲藁の良し悪し、値段の判断。

また、来年から継続して買わせていただけるか?

 この、稲藁がうまく調達できないと仕事が、始まらない。

 こんな気の使う仕事を、嬉しそうに楽しくこなしていたかあちゃん。

 この筵を作る過程で、我ら4人兄弟姉妹の、出番。

 長い筵を一定の長さで、カマで切る。

 その端々を、ほつれてこないように、手で結ぶ。

小さい時は、ストックしてある稲藁の上で、トランポリン風に飛び跳ねていたが、成長すると仕事が回ってくる。

 私が切る役。妹 結ぶ役。

そんな時、居間から、テレビの音。

ちょっと油断したスキに、ムシロを、切らずに指を切ってしまう。カマは、スパスパ、指は柔らか❗️

 びっくりするくらいの血。

 かあちゃんの、蜘蛛の巣の出番。

今でも左手 人差し指は、そんな事が、2回もあった盛り上がった傷の跡がある。

 妹は妹で、チイちゃい手で一心不乱にするのでいつもアカギレで、血が滲んでいた。

 たまに、何で仕事のてったい(手伝い)ばかりしなければならないのかと、不平を言っても、なんとなくはぐらかされる。

 

 また、とおちゃんの、学校の教え子🏫の、家の電話番号、家族構成など、パーフェクトに、覚えていて、とおちゃんから、いつも「あの子のうちはどうやったかな?」と、教えてもらっていた。

 今では、そのバリバリのかあちゃん、施設に入って10年近く。

 コロナで、会えなくなり、全く家族までわからない状態。

2013.5.12

 昔、田舎に、帰ると「どなたさんやったけ?」

と、とぼけた様子で聞いてくるので、こちらもかあちゃんに向かい「そちらは、どちらさんでしたか?」と、応酬した時代が懐かしい。

 かあちゃん、あんやと。

 じっくり休んでたいま!

(1363文字)

 

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