私が今あるのも、この2人がいるから。その一(大親友の友達で義弟となったシゲ)

 

  向かって左側、荻原重雄(シゲ)

私の妹の旦那。

 初めて会ったのは、私たち3人が、大学浪人時代。高校時代からなぜかウマが合う大村(向かって右)が引き合わせてくれた。

 シゲも、2人男兄弟の次男、また、長野県軽井沢近く御代田町の農家育ち。

 似たような境遇で育った事の親近感からか、すぐに大村の友達にも関わらずまるで私の友達のように付き合うようになった。

 特に、浪人中は、あまり楽しい事がない中、なんやかやと言って3人で集まり気持ちを落ち着けていた。

 東京から金沢に帰郷する途中、シゲの家に寄り、宿泊させてもらうこともあった。

 どうやら、こんなわがままも受け入れてくれる懐の深いありがたい家族達だ。

 彼も、何度か私の家に遊びに来た。

 一番私と違うのは、性格か、育ちかわからないが、怒った顔を見た事がない。また、物事を深く観察し自分の意見をしっかり持っている。

 こんな付き合いをしていたある日、大切な妹と付き合っている事を知らされビックリ。

 ただ、妹、シゲ共に私のかけがえのない人なので、より身近になることは、私にとって有り難く、喜ばしいこと。

 2人が一緒になりシゲの実家で暮らすようになると、こちらの家族は誰彼となく長野の実家にお邪魔するようになる。

 あまりにお世話になるので気兼ねな気持ちになる。

 そんな頃、とおちゃんの教員引退の時期と重なり、その退職金で、彼らの実家近くの追分に小さな別荘を買い求めた。

 それからは、別荘に泊まってシゲの家族と行き来する様になる。

 何はさておき、大事な妹を家族みんなが支えてくれ暖かくしていただく。

 特にシゲの親父さんからとおちゃんに宛てた手紙に書いてあった妹が嫁に行ってからの感謝の言葉、それを鼻を啜りながら何度も読み直すとおちゃん。 

 また、季節ごとに畑で育てたサニーレタス🥬、自分の家だけで食べる絶品のミニトマト「アイコ」を送ってくれたりする。

 同い年のシゲがこれからも健康でいることを心の底から祈る。

 あんやと❣️