あまり機械に頼る危うさ!静岡県牧之原市の認定子ども園でのバス置き去り事件で思う。

 

幼稚園児が熱中症のうち症状が重い熱射病で亡くなると言う痛ましい事故が起こった。

 同じような孫がいる私にとって全く他人事ではなく心が張り裂けるような気持ちだ。

 人の命に関わる事故で、4つのミスの重なりから起こったと園側は、説明している。

 そのうち登園降園システムについて思う事がある。

 私は、〇〇システムというと、まるでそれだけで信じてしまう方だ。

 しかし、よく考えると、システムを動かす根本の考え方は、人間の方が作るものだ。

 今回も、6人バスから降りるはずで、登園システムでは、一人一人ピッと入力チェックしなければならないのに、まとめて、6人分

一斉に顔も見ずに登園したと入力。

 バスに取り残された園児河本千奈ちゃんはバスの中に取り残されたにも関わらず、システムを信じる園のスタッフは、彼女がバスに残っていることに気づかない。

 システムは本来こどもの命を守るためにあるのだが、きっちり記録を残すためだけに導入したように今回の事故は、なってしまっている。

 日常でも、システムではないが、コンピュータなどの機械が無いと困る事が大変多い。

 しかし、まさかのときに、また、大事なことは必ず実際確認するようにしなければならないと思う。

 機械、コンピュータに頼りすぎると、カン()ピューターが錆びてしまい、大切な事が見えなくなってしまう。今回の事故、事件は非難する事は容易だが、身につまされて他山の石として考えさせられることも多い。