マスク不着用に関わる2つの出来事に思うこと。

 

 26日にあった判決。検察側が懲役4年を求刑。

 このニュースを耳にした時、(何でマスク不着用ぐらいでこんなに重い判決が?)と違和感を感じた。

 飛行機の中で✈️客室乗務員からマスクを着用するように促されたのに拒否。それどころか逆に怪我をおわせてしまった。多分機内が騒然となり、目的地でない空港に緊急着陸するはめになる。他の多くの乗客に迷惑をかけ、これまでも、何回も繰り返していたようだ。あくまで想像だが、元大学職員という肩書きを、この人物は水戸黄門の印籠よろしくひけらかしたのかもしれない。中味が虚しい人間ほど肩書きがものをいうと勘違いしているケースがあると思う。

 ただ、名前から淳也という名前に私の名前が重なりまるで自分が罪に問われているような気持ちになり反省する?

 検察側の「マスク不着用に名を借りて我欲を押し通し、日本全国で乱暴狼藉に及んだ」主張の「我欲」という文言に注意したい。誰にでも我欲はある。しかし、今回のように、自分だけの主張を通すために他人に怪我を負わせたり、多くの乗客のスケジュールを狂わせたりする。これは、わがままそのもの。詳しく知るうちに4年という判決も頷ける。

  もう一つの出来事は、28日の将棋名人戦で、佐藤九段が、対局中マスクを長時間着用しなかった事で、反則負けとなった事だ。

今年2月からの、臨時対局規定で定められた「対局中は、一時的な場合を除き、マスクを着用しなければならない。着用しない場合は、反則負けとする」が、拠り所らしい。

 しかし、一度も不着用を注意されず、いきなり反則負けというのは、私としては納得できない。まして、棋士は、神経を集中して、次の一手を長考する場合がある。

そんな時に。マスクの規定が頭に浮かぶなんてとても考えられない。将棋連盟には、考え直しともらいたい。 

 この2つの出来事で、マスク着用は、自分だけでなく、周りの人たちの健康にも配慮する心が必要で、何でもかんでも形だけにとらわれることもないように思う。