睡眠時無呼吸症候群で、苦しんでいる私には、主治医のひと言により少し安心しました。

 

 ここ10年以上、睡眠時無呼吸症候群という病気の治療を続けている。シーパップ(CPAP)という器具をつけて、寝ている時に強制的に空気を送り込むというものだ。

 一番初めの泊まりがけの検査のあと、主治医N先生から、「改善するためには、適度な運動と、体重を、20歳の頃に減量することが一つの目安。」と厳しい提案があった。

 なんとか運動はやってみようかと思うが、体重については、15-20キログラムも減らさなければならない。あまりにも挑戦するには、高いハードルなので、諦め気味になって今に至っている。

 昨日改めてこの2点について私の当時からの気持ちを告白すると、N先生は、「その2つは理想ですがそもそも、日本人の体の骨格が、睡眠時無呼吸症候群に、かかりやすくできている。喉の構造が狭く、歳をとり少しでも脂肪がつくとこの病気になりやすい。外から見てあまり太って見えなくてもかかりやすい。これは、東洋人に共通することです。」と言われた。

 この言葉で、私の心の重荷が、少し軽くなった。というのも、半分以上、これまでは自分自身の不摂生でなった病気で治すためには、絶望的な減量が必須だと思い込んでいた。

 しかし、N先生の言葉から、日本人共通の生まれながらの、病気になる因子を持っていることを知り自分を責めてばかりいたのが、一安心。

 ただ根本的改善には、やはり最初の言葉通り、運動、減量が欠かせない。

 早速、昨夜は、近くのコンビニに、いつもは車で出かける🚘のだが、買い物を頼んだカミさんから「自転車🚴‍♀️で行った方が健康的」と言われたのもあり、その上を行く歩いて行く。

 小さな一歩だが、こんな行動変化を続けていけば、何とか体が軽くなり、CPAPから解放されるかもしれないと期待している。

 山小屋に泊まる時も、ホテルに宿泊する時も重いCPAPの機械を持ち込まないといけない生活からサヨナラする日が来るように小さな努力をしようと思う。

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