創業明治24年というわが社の社歴に、今まであぐらをかいていた私⁉️

 

 今朝、味噌がなくなったので、数日前にカミさんが買ってきた袋入り味噌を透明の入れ物に移し替えた。

 その値段に仰天。3回もの下げして、何と1キログラム98(かみさんの、今日は良い買い物した。という声が聞こえそうだ)

 その袋の上の部分に「創業明治」と誇らしげに書いてあった。多分メーカー(富山県氷見市)としては、(昔から味噌作り一筋に永く携わっているから味、品質などには、自信があります。ぜひ、迷いなくお買い上げください)と、この4文字で訴えているのだと思う。しかし、その切ない気持ちと裏腹に、仕入れたスーパーで最終的に98円で、見切り価格で売られている。この現実をもし、メーカーの経営者が、知ったらどれだけ悲しく、驚き嘆くだろうか?

仕入れ側のスーパーとしては、ナマモノで全量買取だと思うので多分赤字覚悟の処分だと思う。

 「創業明治」にこのメーカーは、あぐらをかいているわけではないと思うが、私を振り返ると、弊社のことを説明する場合、必ずと言って良いほど「創業明治24年」という7文字をつけている。

 立ち止まって考えると、確かに社歴は古くいわゆる100年企業に間違いないが、それを可能にしたのは先人(お客様、勤めていただいた社員、代々の社長)の、努力の賜物で、そのバトンを受けた私達が、どのように何に注力しているかが今問われているわけで、社歴が永いだけではお客様の心に響かない。

 旗でプライドを、手芸で愛をお届けする。

 これを企業理念として、皆様と共に歩み続けていきたいと思います。